伊勢物語-第三十六段 玉かづら 2020-05-20 2020-07-07 WRITER 雨野やたしげ この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 (原文) むかし、「忘れぬるなめり」と、問言とひごとしける女のもとに、 和歌(70) 谷せばみ峰まではへる玉かづら絶えむと人にわが思はなくに (現代訳) 昔、「わたしのことは忘れてしまったようですね」と問いただしてきた女のもとに、 和歌(70) 谷が狭いということで、峰までのびている玉かづらのように、あなたとの関係が切れることなく続けばと思っています。 それなのに、どうしてあなたはそのようなことを仰るのでしょうか。 和歌(70) 万葉集の巻十四東歌3507 「谷狭せばみ峰にはひたる玉かづら絶えむの心我が思もはなくに」 を基に創作された歌。 単に谷から峰までのびるつる草のように、長く絶えることなくあなたを思っていますよ・・・といった感じ。 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 伊勢物語-第三十五段 あわ緒 次の記事 -Next- 伊勢物語-第三十七段 下紐 関連記事 - Related Posts - 伊勢物語-第百十七段 住吉行幸 伊勢物語-第九段 東下り 伊勢物語-第五十五段 言の葉 伊勢物語-第六十四段 玉すだれ 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)