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古事記を読む(12)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

神生み

伊邪那岐神いざなきのかみは、

「愛しい妻の命を子一人と引き替えることになるとは」

と嘆き、

伊邪那美神いざなみのかみの枕元や足元に腹這いになり、声を上げて泣きました。

すると、その涙から香山かぐやま木本このもとに鎮座する泣沢女神なきさわめのかみが成りました。

伊邪那岐神いざなきのかみは、伊邪那美神いざなみのかみの亡骸を出雲国と伯耆国ははきのくに(鳥取県西部)の境にある比婆之山ひばのやま(鳥取県比婆山)に葬りました。

そして伊邪那岐神いざなきのかみは、腰に挿していた十拳剣とつかのつるぎを抜いて、火之迦具土神ひのかぐつちのかみの首を切りました。

するとその剣についた血が群がった岩石に飛び散って、新たな石拆神いわさくのかみが成りました。

次に、根拆神ねさくのかみが成り、

次に、石筒之男神いわつつのおのかみが成り、

次に、剣の根元に付いた血が岩石に飛び散り、甕速日神みかはやひのかみが成り、

次に、樋速日神ひはやひのかみが成り、

次に、建御雷之男神たけみかづちのおのかみが成り、

別名を建布都神たけふつのかみ、または豊布都神とよふつのかみといいます。

次に、剣の柄に溜まった血が、伊邪那岐神いざなきのかみの指の間から流れ落ちると、

闇淤加美神くらおかみのかみが成り、

次に、闇御津羽神くらみつはのかみが成りました。

これら石拆神いわさくのかみから闇御津羽神くらみつはのかみまでの八神は、刀から生まれた神です。

十拳剣とつかのつるぎ握り拳10個分の長さの剣

建御雷之男神たけみかづちのおのかみ建御雷神たけみかづちのかみと言った方がピンとくる人が多いと思いますが、武神、剣神として多くの信仰を集め、古事記では後に大きな役割を担う重要な神です。

 

またまた神様が亡くなってしまいました・・・

火之迦具土神ひのかぐつちのかみのこの話は、火山の噴火が背景にあるとも考えられます。

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