古事記を読む(174)中つ巻-第12代・景行天皇 2018-12-02 WRITER 雨野やたしげ 1 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 后妃こうひと皇子女おうじじょ 大帯日子淤斯呂和気天皇おおたらしひこおしろわけのすめらみこと(景行けいこう天皇)は纒向まきむくの日代宮ひしろのみやで天下を統治なさいました。 景行けいこう天皇が、吉備臣きびのおみたちの祖の若建吉備津日子わかたけきびつひこの娘の針間之伊那毘大郎女はりまのいなびのおおいらつめと結婚して生まれた子が、 櫛角別王くしつぬわけのみこ、 大碓命おおうすのみこと、 小碓命おうすのみこと、別名、倭男具那命やまとおぐなのみこと(のちの倭建命やまとたけるのみこと)、 倭根子命やまとねこのみこと、 神櫛王かむくしのみこ、 の5柱。 また、八尺入日子命やさかのいりひこのみことの娘の八尺之入日売命やさかのいりひめのみことと結婚して生まれた子が、 若帯日子命わかたらしひこのみこと、 五百木之入日子命いほきのいりひこのみこと、 押別命おしわけのみこと、 五百木之入日売命いほきのいりひめのみこと、 です。 また、別の妻が生んだ子は、 豊戸別王とよとわけのみこ、 沼代郎女ぬしろのいらつめ、 です。 また別の妻が生んだ子は、 沼名木郎女ぬなきのいらつめ、 香余理比売命かごよりひめのみこと、 若木之入日子王わかきのいりひこのみこ、 吉備之兄日子王きびのえひこのみこ、 高木比売命たかきひめのみこと、 弟比売命おとひめのみこと、 です。 また、日向の美波迦斯毘売みはかしびめと結婚して生まれた子が、 豊国別王とよくにわけのみこ です。 また、伊那毘能大郎女いなびのおおいらつめの妹の伊那毘能若郎女いなびのわかいらつめと結婚して生まれた子が、 真若王まわかのみこ、 日子人之大兄王ひこひとのおおえのみこ です。 また、倭建命やまとたけるのみことの曾孫の須売伊呂大中日子王すめいろおおなかつひこの娘の訶具漏比売かぐろひめと結婚して生まれた子が、 大枝王おおえのみこ です。 大枝王おおえのみこ:景行けいこう天皇が、倭建命やまとたけるのみことの曾孫の須売伊呂大中日子王すめいろおおなかつひこの娘の訶具漏比売かぐろひめと結婚して生まれた子とされています。 倭建命やまとたけるのみことは、景行けいこう天皇の子ですから、年齢的にあり得ないはずです。 曾孫(ひ孫)の娘と結婚したなんて、倫理的というよりも物理的にあり得ない話です・・・ 小碓命おうすのみことが、のちの倭建命やまとたけるのみことです。 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 古事記を読む(173)中つ巻-第11代・垂仁天皇 次の記事 -Next- 古事記を読む(175)中つ巻-第12代・景行天皇 関連記事 - Related Posts - 古事記を読む(70)上つ巻-大国主神 古事記を読む(46)上つ巻-天照大御神と須佐之男命 古事記を読む(83)上つ巻-国譲り 古事記を読む(21)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)