古事記を読む(20)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神
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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。
日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。
古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」
禊
禊の最後に、
伊邪那岐神が左の御目を洗って成った神は、
天照大御神。
右の御目を洗って成った神は、
月読命。
そして御鼻を洗って成った神は、
建速須佐之男命(以下、須佐之男命)。
八十禍津日神から
須佐之男命までの14柱は、
伊邪那岐神が
禊をして生まれた神です。
天照大御神:日本人の総氏神であり、皇祖神でもある太陽神の女神。太陽神が女性というのは、世界的には極めて異例でもあります。
氏神:ある地域の人々が祀る神。
皇祖神:皇室の祖神。
月読命:夜を統治する月の神。三貴子でありながら、古事記ではこの後出てくることはなく、一般的にもあまり馴染みがなく謎が多い。
三貴子:古事記において、最も重要で貴い天照大御神、月読命、須佐之男命の三神を指す。
須佐之男命:古事記では後に八岐大蛇を退治する暴風神であり、数々の戦国武将に信仰されてきた絶大な人気を誇る出雲へとつながる神。天照大御神の弟に当たる。
日本の神々を語る上でもっとも重要な天照大御神と須佐之男命がようやく誕生しました。
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