古事記を読む(246)下つ巻-第21代・雄略天皇 2019-05-17 WRITER 雨野やたしげ この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 金鋤岡かなすきのおか また、天皇が丸邇わにの佐都紀臣さつきのおみの娘の袁杼比売おどひめと結婚しようとして春日かすが(奈良市春日野町)にお出掛けになられたときに、媛女おとめと道で会いましたが、天皇の行列を見て、岡の辺に逃げ隠れました。 そこで、天皇は、次の歌をお詠みになりました。 和歌(91) 乙女の い隠る岡を 金鋤も 五百箇もがも 鋤き撥ぬるもの (乙女が隠れた岡を、金属でできた鋤すきが500個もあれば、岡の土を鋤すきで取り、見つけるのに) そこで、その岡を金鋤岡かなすきのおかと言います。 しかし、下つ巻だけでも「おとめ」に様々な漢字が当てられています。 乙女おとめ、媛女おとめ、孃子おとめ、童女おとめ。 単なる揺れなのか、明確に意図を持って使い分けられているのかは、分かりません・・・ この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 古事記を読む(245)下つ巻-第21代・雄略天皇 次の記事 -Next- 古事記を読む(247)下つ巻-第21代・雄略天皇 関連記事 - Related Posts - 古事記を読む(75)上つ巻-大国主神 古事記を読む(16)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神 古事記を読む(128)中つ巻-初代・神武天皇 古事記を読む(87)上つ巻-国譲り 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)