2019/01/06

古事記を読む(36)上つ巻-天照大御神と須佐之男命

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

天の石屋戸あめのいわやと

このように申し上げている間に、天児屋命あめのこやねのみこと布刀玉命ふとだまのみこと八咫鏡やたのかがみ天の石屋戸あめのいわやとの隙間に差し入れました。

天照大御神あまてらすおおみかみは、不思議に思い、天の石屋戸あめのいわやとから八咫鏡やたのかがみを覗き込みました。

すると、天照大御神あまてらすおおみかみは、鏡に映る自らの姿をご覧になり、その貴い神が映ったとお思いになり、天の石屋戸あめのいわやとから外に出てきたそのとき、隠れていた天手力男神あめのたぢからおのかみ天照大御神あまてらすおおみかみの手をつかみ、外へ引き出しました。

そして、すかさず布刀玉命ふとだまのみことがしめ縄を天照大御神あまてらすおおみかみの後方に掛け、

「これより中に戻ることはできません」

と申し上げました。

 

天照大御神あまてらすおおみかみが出てきたことにより、高天原たかまのはら葦原中国あしはらのなかつくにに光が戻りました。

八百万やおよろずの神々は協議をして、須佐之男命すさのおのみことに罰として沢山の財物を納めさせ、ひげを切り、手足の爪を抜き取り、高天原たかまのはらから追放しました。

追放された須佐之男命すさのおのみことは、地上世界の出雲に降りたちます。

これから須佐之男命すさのおのみことを中心とした地上世界の話が始まります。

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