古事記を読む(42)上つ巻-天照大御神と須佐之男命 2018-05-03 2019-01-06 WRITER 雨野やたしげ 1 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 八岐大蛇やまたのおろち 須佐之男命すさのおのみことは、 「あなたの娘をわたしに献上してくれないか」 とお尋ねになりました。 これに、足名椎あしなづちは、 「恐れ多いことです。あなた様の御名前も存じ上げません」 と答えました。 それに対して、須佐之男命すさのおのみことは、 「わたしは、天照大御神あまてらすおおみかみの弟である。 今、天上から降り立った」 と仰せになりました。 これを聞いた足名椎あしなづちと手名椎てなづちの神は、 「さようでいらっしゃるなら、恐れ多いことです。娘を献上しましょう」 と答えました。 須佐之男命すさのおのみことは、高天原たかまのはらの悪行三昧が嘘のように、地上世界では八岐大蛇やまたのおろちの退治をきっかけに英雄と化し、多くの戦国武将が、須佐之男命すさのおのみことを信仰します。 八岐大蛇やまたのおろちの尻尾から出てきた、三種の神器の1つである草薙剣くさなぎのつるぎを祀る熱田神宮に織田信長が必勝祈願に訪れていたのは有名な話です。 参考:三種の神器は、今現在どこにあるのか? この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 続・二十歳の原点 次の記事 -Next- 古事記を読む(43)上つ巻-天照大御神と須佐之男命 関連記事 - Related Posts - 古事記を読む(176)中つ巻-第12代・景行天皇 古事記を読む(117)上つ巻-日向三代 古事記を読む(203)中つ巻-第15代・応神天皇 古事記を読む(168)中つ巻-第11代・垂仁天皇 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)