古事記を読む(47)上つ巻-天照大御神と須佐之男命

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

八岐大蛇やまたのおろち

須佐之男命すさのおのみこと須賀宮すがのみやをお造りになったとき、その地から雲が立ち上りました。

そのときに次の歌をおつくりになりました。

和歌(1)

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を

八重の雲が湧き上がる出雲に妻がこもる八重の垣根をつくろう。その八重の垣根を

 

須佐之男命すさのおのみことは、宮殿をつくり終えると、足名椎あしなづちをお呼びになり、

「おまえが、この宮殿の責任者である」

と仰せになりました。

また、稲田宮主須賀之八耳神いなだのすがのやつみみのかみと命名いたしました。

和歌(1):日本最初の和歌です。荒くれ者だった須佐之男命すさのおのみことが垣間見せたインテリな部分です。何が言いたいのかイマイチよく分かりませんが・・・

 

須佐之男命すさのおのみことは、高天原たかまのはらの悪行から一転して、和歌をたしなむインテリの一面もいつの間にか持ち合わせていました。

古事記では、多くの天皇が和歌を残しています。

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