日の本の屋根裏から日本を考える

古事記を読む(53)上つ巻-大国主神

 







この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

因幡の素兎いなばのしろうさぎ

大穴牟遅神おおなむぢのかみは、

「今すぐに河口に行き、真水であたなの身体を洗って、河口に生えているがまの花粉を取って、敷き散らしてその上に寝転がれば、あたなの身体は元の肌のように必ず治るでしょう」

と言いました。

教えられたとおりにすると、兎の身体は元どおりに治りました。

これが因幡の素兎いなばのしろうさぎです。

今では兎神といわれています。

兎は、大穴牟遅神おおなむぢのかみに、

八十神やそがみは、きっと八上比売やがみひめを得られないでしょう。あたなたは袋を背負っていても、あなたがめとることになるでしょう」

と言いました。

八上比売やがみひめは、八十神やそがみの求婚に対して、

「わたしはあなた方の求婚は聞きません。大穴牟遅神おおなむぢのかみと結婚します」

と言いました。

がまの花粉:古代から傷を治す効果があるとされていました。

 

この兎は、実際は神様だったということです。

八十神やそがみは、袋持ちをさせていた末弟の弟が自分たちのアイドル八上比売やがみひめを射止めたことに激怒し、大穴牟遅神おおなむぢのかみを殺しにかかります・・・

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