古事記を読む(69)上つ巻-大国主神

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

八千矛神やちほこのかみ

大国主神おおくにぬしのかみが、胸形むなかた宗像むなかた)の奥津宮にいらっしゃる神の多紀理毘売命たきりひめのみことめとってお生みになった子は、阿遅鋤高日子根神あじすきたかひこねのかみ

次に、妹の高比売命たかひめのみこと、別名は下光比売命したてるひめのみこと

阿遅鋤高日子根神あじすきたかひこねのかみは、今は、迦毛大御神かものおおみかみという。

大国主神おおくにぬしのかみが、神屋楯比売命かむやたてひめのみことめとって生んだ子は、事代主神ことしろぬしのかみ

また、大国主神おおくにぬしのかみが、八島牟遅能神やしまむじのかみの娘の鳥取神ととりのかみめとって生んだ子は、鳥鳴海神とりなるみのかみです。

多紀理毘売命たきりひめのみこと天照大御神あまてらすおおみかみ須佐之男命すさのおのみこと誓約うけいで生まれた宗像三女神むなかたさんじょしんの一人。

参考:古事記を読む(25)上つ巻-天照大御神と須佐之男命

迦毛大御神かものおおみかみ賀茂社の神のこと。

事代主神ことしろぬしのかみ今後、国譲りの場面で再度登場する重要な神。

 

結局、大国主神おおくにぬしのかみは、

因幡の素兎いなばのしろうさぎの際の八上比売やがみひめ

須佐之男命すさのおのみことの娘の須勢理毘売すせりびめ

和歌を詠み合った沼河比売ぬなかわひめ

宗像三女神むなかたさんじょしんの一人の多紀理毘売命たきりひめのみこと

神屋楯比売命かむやたてひめのみこと

鳥取神ととりのかみ

と結婚したことになります。

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