古事記を読む(72)上つ巻-大国主神
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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。
日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。
古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」
国作り
大国主神が
神産巣日神に
少名毘古那神について、お伺いをたててみると、
神産巣日神は、
「それは、わたしの子である。わたしの指の間から漏れ落ちた子である。葦原色許男命(大国主神)と兄弟となって、その国を作り堅めなさい」
と仰せになりました。
それから、大穴牟遅(大国主神)と少名毘古那神は、一緒に協力をして、この国を作り堅めました。
そして、少名毘古那神は、常世国へと渡ってしまいました。
常世国:海の向こう側。
大国主神の別名が色々と出てきて非常にややこしいことになっています。
神産巣日神は、
天地が出来たときに成った
独神です。
独神でも子が存在することが明らかになりました。
少名毘古那神があまりに小さ過ぎて指の間からこぼれ落ちてしまったということでしょう。
大国主神と
少名毘古那神の国作りに関する古事記での記述は、あっさりとこれで終わってしまいます。
理由は分かりませんが、国作りの途中で、少名毘古那神は、常世国に帰ってしまいました。
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