古事記を読む(88)上つ巻-国譲り

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

建御雷神たけみかづちのかみ

建御雷神たけみかづちのかみは、大国主神おおくにぬしのかみに、

「おまえの子の言代主神ことしろぬしのかみは、このように言ったが、他に意見を言う子はいるか」

と尋ねると、

大国主神おおくにぬしのかみは、

「もう1人、わたしの子に建御名方神たけみなかたのかみがいます。これ以外には意見を言う子はありません」

とお答えになりました。

 

このように話している間に、建御名方神たけみなかたのかみが千人がかりで引くほどの大きな岩を手先で持ちながらやって来て、

「わたしの国にやって来て、ひそひそと話をするのは誰なのか。それならば力比べをしようじゃないか。まずわたしが先に手を取ってみせよう」

と言いました。

そして、建御名方神たけみなかたのかみ建御雷神たけみかづちのかみの手を取ると、建御雷神たけみかづちのかみの手は、氷柱に変化し、さらに剣刃となりました。

建御名方神たけみなかたのかみの登場シーン、大きな岩を手先で持ちながら・・・いかにも過ぎてどうしても北斗の拳の雑魚キャラを想像してしまいます。

そして、

建御雷神たけみかづちのかみ建御名方神たけみなかたのかみの決闘が始まりましたが、やはり力の差は歴然でした・・・

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