日の本の屋根裏から日本を考える

買ってきた梅の香りが芳しくない

 







この記事を書いている人 - WRITER -
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

梅酒を作ろうと買ってきた南高梅なんこううめの香りがどうも弱い気がし、

物によるのか、自分の鼻が腐ったのか分からず、鼻洗浄器でシュパシュパした上で足の親指の爪の縁の黒い汚れを嗅いで、

しばし嘆息たんそくし、

鼻の無事を確認した上で、堂々と香りを嗅ごうとも、やはり香って来ない。

梅酒

 

う~ん、梅の命は、香りなんですがね。

 

よみ人知らず

梅が香を 袖に移して とどめては 春は過ぐとも 形見ならまし

なんて歌が古今集に採られていますが、

「梅の香りを袖の中に留め置き、枯れた後も事あるごとに嗅ぎたい」

という梅の香りに対する並々ならない執念が垣間見られて好きなんですが、

それほど梅の香りは人を魅了し、人は、梅の香りに執着するのであるが、何故香らない。

 

極めて、不満である。

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