伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 2022-09-04 WRITER 雨野やたしげ この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 (原文) 昔、男来てかへるに、秋の夜もむなしくおぼえければ、 和歌(23) あきの夜も名のみなりけりあふとあへばことぞともなくあけぬるものを (現代訳) 昔、男が女の所に来て、一晩を過ごして帰るときに、長いといわれる秋の夜もはかなく明けてしまったと感じたので、 和歌(23) 長いと言われる秋の夜も、その評判だけでした。ひたすら貴女と逢っていることに夢中で嬉しくて、何ということもなく…ただ明けてしまったものでした 和歌(23) 前の第十七段同様、小野小町の歌。 恋しい人と逢っていた夜を思い起こすと… 何の思いも語ることが出来ないままに、あっとゆう間に夜が明けてしまった。 そんな儚さを詠んでいる。 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 次の記事 -Next- 伊勢物語 あとがき 関連記事 - Related Posts - 伊勢物語-第七十段 あまの釣船 伊勢物語-第百四段 賀茂の祭 伊勢物語-第百段 忘れ草 伊勢物語-第八十六段 おのがさまざま 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)