伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本)

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

(原文)

昔、色好み、絶えにし人のもとより、

和歌(22)

思ひつつ寝ればやひとの見えつらむ夢と知りせばさめざらましを

 

(現代訳)

昔、色恋を好む男が、交際が絶えてしまった女の所からこんな歌を贈られた。

和歌(22)

貴方のことを思いながら眠りについたので、貴方が夢に現れたのでしょうか。夢だと分かっていたならば、目を覚まさずにいましたのに…

  • 和歌(22)

小野小町の歌。

 

過去に男女の別れがあり、女側はまだ心残りがある様子。

その残心を歌を通して男目線でえがいている。

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