伊勢物語-第十五段 小夜ふけて(伝 為氏本)

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

(原文)

昔、すき者ども集まりて物の名をよみけるに、かはたけ、ある男、

和歌(20)

小夜ふけてなかばたけゆく久方の月吹きかへせ秋の山風

 

(現代訳)

昔、風流人たちが集まって物の名を詠みこんだ歌を詠んだときに、「かはたけ」という言葉をある男がこう詠んだ。

和歌(20)

夜が更けて、中空を過ぎて西へと傾いてゆく月を、昇ってきた東へと吹き返しておくれ山風よ。

  • すき者

風流人

  • たけゆく

盛りを過ぎてゆく

 

和歌(20)は、もっと月を楽しんでいたいとゆう思いですね。

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