古事記を読む(261)下つ巻-第26代・継体天皇 2019-06-03 WRITER 雨野やたしげ この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 后妃こうひと皇子女おうじじょ このなかの天国押波流岐廣庭命あめくにおしはるきひろにわのみこと(のちの欽明きんめい天皇)が天下を統治なさいました。 次に廣国押建金日命ひろくにおしたけかないのみこと(のちの安閑あんかん天皇)が天下を統治なさいました。 次に建小廣国押楯命たけおひろくにおしたてのみこと(のちの宣化せんか天皇)が天下を統治なさいました。 次に佐佐宜王ささげのみこは、伊勢の神宮かみのみやに仕えました。 継体けいたい天皇の御代において、筑紫君石井つくしのきみいわいが天皇の命令に従わずに、無礼なことが多くありました。 そのため、物部荒甲大連もののべのあらかいのおおむらじと大伴金村連おおとものかなむらのむらじの2人を遣わせて、石井いわいを殺害させました。 継体けいたい天皇の御寿命は、43歳です。 丁未年ひのとのひつじのとしの4月9日に崩御いたしました。 御陵は、三嶋の藍陵あいのみささぎにあります。 継体けいたい天皇に関する出来事は、この筑紫君石井つくしのきみいわいの殺害のみです。 そもそも何故、命令に従わず無礼なことが多発したのか。 それに関しては、知る由がありませんが、もしかしたら、遠戚である継体けいたい天皇に対する反発かもしれません。 継体けいたい天皇の条は、これで終了です。 次回からは、第27代・安閑あんかん天皇です。 ちなみに第27代・安閑あんかん天皇に関する条も1話で終了です・・・ この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 古事記を読む(260)下つ巻-第26代・継体天皇 次の記事 -Next- 古事記を読む(262)下つ巻-第27代・安閑天皇 関連記事 - Related Posts - 古事記を読む(185)中つ巻-第12代・景行天皇 古事記を読む(234)下つ巻-第19代・允恭天皇 古事記を読む(116)上つ巻-日向三代 古事記を読む(112)上つ巻-日向三代 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)