外国人観光客

 







この記事を書いている人 - WRITER -
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

最近、神社やお寺や街を歩いていると、外国の観光客の人に声を掛けられることが多い。

あるときは、お寺で中国からの10人程度の団体客に写真を撮ってほしいとお願いされ、快く引き受けた。

そして、渡されたスマホでパシャリと写真を撮った。

 

あるときは、街で道を教えて欲しいと、その目的地の写真をスマホで見せられた。

 

見えにくく、スマホを渡してもらい写真を拡大してその目的地がどこか認識でき、道を教えることができた。

わたしは、文化の違いもあるのは承知しているが、外国人観光客のマナーの悪さに辟易することが多々ある。

直接かかわらず、外国人観光客のマナーの悪さを遠目で見ているうちは、「マナーが悪いな」と思い、その印象だけが残る。

当たり前のことだけれど、直接接してみると、案外印象が変わる。

 

こちらとしても、それまでの印象が悪くても、スマホで写真を撮ったときは、やっぱりちゃんと撮ってあげたいと心から思うし、

スマホを返して、写真を確認してもらって、

「OK?」

「OK!」

のやりとりがないうちにその場を離れることができなかったし、

彼らも手を合わせ不自然なほどにお辞儀をして、

「ありがとうございます」

と言ってくれた。

 

10人程度の団体を撮るのだから、やはりそれなりの距離をあけて、パシャリとやる訳である。

(海外で見知らぬ他人にある意味お金より大事なスマホを渡すその信用度の担保何?悪い奴なら逃げるよ~)

と頭の中がグルグルしていた(笑)

 

また、道を教えたときは、日本人に道を教えたとき以上にその後ちゃんとたどり着けたかが妙に気になる・・・のは確か。

そして、そのときも

(あっさりスマホを渡すその信用度の担保何?悪い奴なら逃げるよ~)

と頭の中がグルグルしていた(笑)

 

わたしたちは、普段、

「外国人観光客は、~」とか、「アメリカ人は、~」とか、ひとまとめにして話をする。

当然ながら、個々すべてを把握などできないので、ざっくりとマクロ的な印象をもつことは必要であるが、そのなかには、当たり前だけど、個々があるということを肝に銘じなければならない。

 

かといって、このての話で、「外国人観光客のなかにも~」「アメリカ人のなかにも~」と返答されると、

「そんなん十分に分かってる・・・それ言われたら、何も話できひんわ」となるのは確かだけど・・・

印象だけではなく、接してみることも非常に大切なことだなと・・・

 

極めて、当たり前であるが、改めて、物事を考えるときの立ち止まりとして。

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