伊勢物語-第三十五段 あわ緒 2020-05-19 2020-07-07 WRITER 雨野やたしげ この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 (原文) むかし、心にもあらで絶えたる人のもとに、 和歌(69) 玉の緒をあわ緒によりて結べれば絶えてののちもあはむとぞ思ふ (現代訳) 昔、不本意にも関係が切れてしまった女のもとに、 和歌(69) 命をこめて二人をつなぐ玉の緒をあわ緒に縒よって結べば、たとえ離れてしまっても再び逢えると信じています。 あわ緒 古くから使われている表現だが、紐の名前、結び方など諸説ある。 「離れてしまっても再び逢える」ようなものと考えると、切れにくく、 たとえ、ほどけてしまっても再び結び合わせることができるような紐または結び方といったイメージなのでしょうか・・・ この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 伊勢物語-第三十四段 つれなかりける人 次の記事 -Next- 伊勢物語-第三十六段 玉かづら 関連記事 - Related Posts - 伊勢物語-第九十九段 ひをりの日 伊勢物語-第百九段 人こそあだに 伊勢物語-第四十九段 若草 伊勢物語-第八十九段 なき名 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)