日の本の屋根裏から日本を考える

伊勢物語-第五十六段 草の庵

 
伊勢物語







この記事を書いている人 - WRITER -
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

(原文)

むかし、男、臥して思ひ起きて思ひ、思ひあまりて、

和歌(102)

わが袖は草のいほりにあらねども暮るれば露のやどりなりけり

 

(現代訳)

昔、ある男が横になっては思い、起きては思い、その思いを抑えることができず、次のように詠んだ。

和歌(102)

わたしの袖は、草のいおりではないですが、日が暮れるとまるで露の宿のように、涙で濡れてしまうのです。

男は、まさに寝ても覚めてもある女性を思っている。

 

この歌は、その女や他の誰かに直接詠み送ったというよりは、ただ自分の気持ちを述べているような感じか・・・

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