伊勢物語-第七十四段 重なる山 2021-01-18 WRITER 雨野やたしげ この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 (原文) むかし、男、女をいたう恨みて、 和歌(134) 岩根ふみ重なる山にあらねども逢はぬ日おほく恋ひわたるかな (現代訳) 昔、男が女をたいそう恨んで、 和歌(134) 幾重にも重なり合う険しい山でもないのですが、貴女の薄情さで逢えずにいる日が多く、私は恋焦がれています。 なかなか自分の思い通りにゆかぬつれない女なのでしょうか。 恨み節がこもった歌です。 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 伊勢物語-第七十三段 月のうちの桂 次の記事 -Next- 伊勢物語-第七十五段 海松 関連記事 - Related Posts - 伊勢物語-第九十四段 紅葉も花も 伊勢物語-第六十六段 みつの浦 伊勢物語-第三十七段 下紐 伊勢物語-第三十四段 つれなかりける人 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)