2019/04/26

「風立ちぬ」の「ぬ」!!!

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

忙しい・・・

せまる10連休というパラダイスを謳歌おうかするために、今頑張って忙しいのではなく、このままだと10連休は、ただ仕事に追われるだけなのは、目に見えているので、少しでも頑張っている・・・という嫌な忙しさ・・・

 

この未曾有みぞうの大連休を前に上流側(企業)(仕事を振る側)は、さっさと下流側(個人)(我々仕事を受ける側)に振って、大連休を謳歌したい。

 

そのため、あり得ない量の発注が来ただけではなく、キャパ的にすでにパンパンで無理だと断っても、案件を変えるだけで、再度、しれ~と発注が来るという異常事態。

 

そんなことを繰り返していると、しまいに、内容的にこの案件だったら、「時短できそうなんで、受けてもいいか・・・」というのも出てきて、お金を持った悪魔が「受けちゃえよ」とささやき、結局10連休が完全に仕事で埋まってしまった。

ってなわけで、

夜は、たまには、呑まずにはやってられない。

 

近所の居酒屋でちょこっと呑む・・・

せまい店なので会話が聞こえてくる。

 

「この前、金曜ロードショーで『風立ちぬ』やってたんやけど、『風立ちぬ』『風が立たない』てこと?」

「ぎょっ」として声の方を見る。

大学生風、男2人。

もう1人が答える。

「そやろ」

・・・

・・・

・・・

「風が立たない」てなんやねん。そもそも飛行機の話で「風が立たない」てなんやねん。「ぬ」は、確かに「打消」「完了」があってややこしいけど、文脈、この場合、話の内容から判断して、「完了」の助動詞「ぬ」の終止形で、「風が立った」やろ。「打消」の助動詞「ず」の連体形「ぬ」で「風が立たない」ですか・・・。風立たんかったら飛行機飛びまへんわ。話成立しまへんわ~お~こわ~)

 

確かに、「完了」の助動詞「ぬ」なんて、現在、口語ではほとんど使用しませんが・・・

大多数の方は分かっておられるでしょうが、「風立ちぬ」は、「風が立った」でございます。

この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。
 

Copyright© 深夜営業ジャパノロジ堂 , 2019 All Rights Reserved.