日の本の屋根裏から日本を考える

古事記を読む(105)上つ巻-日向三代

 







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雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

海幸彦うみさちひこ山幸彦やまさちひこ

兄の火照命ほでりのみことは、海佐知毘古うみさちひこ(海幸彦)として、海の大小様々な魚を獲っていました。

弟の火遠理命ほおりのみことは、山佐知毘古やまさちひことして、毛の粗いものから柔らかいものまで様々な動物を獲っていました。

弟の火遠理命ほおりのみことは、兄の火照命ほでりのみことに、

「お互いに獲物を獲る道具を交換してみよう」

と言い、

何度も頼みましたが、許してもらえませんでした。

しかし、弟の火遠理命ほおりのみことが何度も何度も求めてくるので、兄の火照命ほでりのみことは、とうとう交換することを許しました。

弟の火遠理命ほおりのみことは、海左知うみさち(海の獲物を獲る道具)を使って魚を釣ろうとしましたが、1匹も釣れませんでした。

その上、兄の火照命ほでりのみことの釣針を海の中に失くしてしまいました。

木花之佐久夜毘売このはなさくやひめは、3人の男の子を生みましたが、何故か次男の火須勢理命ほすせりのみことの話は、今後も一切出てきません。

この海幸彦うみさちひこ山幸彦やまさちひこの話は、割と有名ですが、案外古事記が元になっていることが知られていなかったりします。

結局、散々無理を言って借りた兄の釣り道具を弟が失くしてしまいました。

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