古事記を読む(99)上つ巻-天孫降臨 2018-07-05 2019-01-07 WRITER 雨野やたしげ 1 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 天降り 天宇受売命あめのうずめのみことは、猿田毘古神さるたひこのかみを送り届けて帰ってくると、大・小すべての魚を集めて、 「おまえたちは、天つ神あまつかみの御子(邇邇芸命ににぎのみこと)にお仕え申し上げるか」 と問いました。 これに対して、ほとんどの魚が、 「お仕えいたします」 と答えましたが、海鼠なまこだけが何も答えませんでした。 天宇受売命あめのうずめのみことは、海鼠なまこに、 「返事をせぬ口は、この口か」 と言い、小刀で海鼠なまこの口を裂いてしまいました。 だから、今でも海鼠なまこの口は、裂けてしまっているのです。 そのような訳で、志摩国から初物の魚介類が宮廷に献上されるときは、猿女君さるめのきみに賜たまうのです。 ナマコの口て裂けてたの? 裂けているイメージは、正直ありませんが・・・ この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 無念!サッカーW杯・日本ベスト16で敗退 次の記事 -Next- 古事記を読む(100)上つ巻-日向三代 関連記事 - Related Posts - 古事記を読む(12)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神 古事記を読む(267)下つ巻-第32代・崇峻天皇 古事記を読む(231)下つ巻-第19代・允恭天皇 古事記を読む(153)中つ巻-第10代・崇神天皇 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)