2019/01/07

古事記を読む(99)上つ巻-天孫降臨

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

天降り

天宇受売命あめのうずめのみことは、猿田毘古神さるたひこのかみを送り届けて帰ってくると、大・小すべての魚を集めて、

「おまえたちは、天つ神あまつかみの御子(邇邇芸命ににぎのみこと)にお仕え申し上げるか」
と問いました。

これに対して、ほとんどの魚が、

「お仕えいたします」

と答えましたが、海鼠なまこだけが何も答えませんでした。

 

天宇受売命あめのうずめのみことは、海鼠なまこに、

「返事をせぬ口は、この口か」

と言い、小刀で海鼠なまこの口を裂いてしまいました。

だから、今でも海鼠なまこの口は、裂けてしまっているのです。

そのような訳で、志摩国から初物の魚介類が宮廷に献上されるときは、猿女君さるめのきみたまうのです。

ナマコの口て裂けてたの?

裂けているイメージは、正直ありませんが・・・

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