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古事記を読む(254)下つ巻-第23代・顕宗天皇

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

市辺忍歯王いちのべのおしはのみこ御骨みかばね

伊弉本別王いざほわけのみこ(履中天皇)の子の市辺忍歯別王いちのへのおしはわけのみこの子である袁祁石巣別命をけのいわすわけのみことは、近飛鳥宮ちかつあすかのみやで8年の間、天下を統治なさいました。

 

天皇は、石木王いわきのみこの娘の難波王なにわのみこと結婚しましたが、子はありませんでした。

 

この顕宗けんぞう天皇が、父王ちちみこ市辺王いちのへのみこ御骨みかばねをお探しになったとき、淡海国おうみのくにに住む卑しい老媼おみなが参上して、

王子みこ市辺王いちのへのみこ)の御骨みかばねを埋めたところをわたしは、よく知っております。また、その御骨みかばね御歯みはを見れば判別できます」

と申し上げました。

 

市辺王いちのへのみこ御歯みはは、1つの根が3つに分かれたような押歯おしば(八重歯)でした。

 

そこで、人を集めて土を掘り、その御骨みかばねを探し求めると、御骨みかばねが見つかり、蚊屋野かやのの東の山に御陵を作って葬り、韓袋からふくろの子らにその御陵を守らせました。

 

そうした後、その御骨みかばねをお持ちになり、河内にお戻りになりました。

顕宗けんぞう天皇の父である市辺王いちのへのみこは、雄略ゆうりゃく天皇と一緒に狩りに行く道中、雄略ゆうりゃく天皇に殺害されました。

そして、飼葉桶かいばおけに入れられて、地面の高さと同じ高さで埋められるという、極めて雑な扱いで葬られました。

参考:古事記を読む(239)下つ巻-第20代・安康天皇

 

そして、権力を持った顕宗けんぞう天皇の復讐が始まります。

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