古事記を読む(11)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

神生み

伊邪那岐神いざなきのかみ伊邪那美神いざなみのかみが次に生んだ神の名は、鳥之石楠船神とりのいはくすふねのかみといい、別名を天鳥船あめのとりふねといいます。

次に、大宜都比売神おおげつひめかみを生み、

次に、火之夜芸速男神ひのやぎはやおのかみを生み、

別名を火之炫毘古神ひのかがびこのかみ

別名を火之迦具土神ひのかぐつちのかみといいます。

 

この火之迦具土神ひのかぐつちのかみを生むときに、伊邪那美神いざなみのかみは、女陰に火傷を負い、病み臥せってしまいました。

そして、伊邪那美神いざなみのかみは、病床で嘔吐してしまいます。

そこから、

金山毘古神かなやまひこのかみ金山毘売神かなやまひめのかみが生まれ、

次に、糞尿を垂れ流し、糞から、

波邇夜須毘古神はにやすひこのかみ波邇夜須毘売神はにやすひめのかみが生まれ、

次に、尿から、

弥都波能売神みずはのめのかみ和久産巣日神わくむすびのかみが生まれました。

 

和久産巣日神わくむすびのかみの子は、穀物の神である豊宇気毘売神とようけびめのかみです。

そして、伊邪那美神いざなみのかみは、火の神を生んだことが原因で亡くなってしまいました。

伊邪那岐神いざなきのかみ伊邪那美神いざなみのかみが生んだ島は14島、生んだ神は35柱となりました。(水蛭子ひるこ淡島あわしまは、この数に入れません)

伊邪那美神いざなみのかみが早々に亡くなってしまいました。

古事記の世界観では、本来神々には寿命がなく生き続けます。

しかし、こうした外傷を負うと亡くなってしまいます。

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