2019/01/07

古事記を読む(121)中つ巻-初代・神武天皇

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

東征

神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことと、兄の五瀬命いつせのみことは、

宇沙うさを出発して、筑紫つくし岡田宮おかだのみやに1年滞在しました。

筑紫つくし岡田宮おかだのみやを出発して、安芸国あきのくに多祁理宮たけりのみやに7年滞在しました。

安芸国あきのくにを出発して、吉備国きびのくに高島宮たかしまのみやに8年滞在しました。

吉備国きびのくにを出発して、東へと向かっている途中で、速吸門はやすいのとで亀の甲羅に乗って釣りをしながら、袖を振って向かってくる人に出会いました。

神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことが、

「あなたは誰か」

とお尋ねになると、

「わたしは、国つ神くにつかみです」

と答えました。

神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことが、

「あなたは、海の道を知っているか」

とお尋ねになると、

「よく知っている」

と答えました。

神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことが、

「わたしに従い、仕える気はないか」

とお尋ねになると、

「お仕えいたしましょう」
と答えました。

7年滞在して、その後8年滞在して、こののんびりとした時間の感覚は、相変わらずです。

亀の甲羅に乗って釣りをする人物が出てきました。

浦島太郎をどうしても連想させますが、世界観は、共通していると思います。

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