古事記を読む(122)中つ巻-初代・神武天皇 2018-08-04 2019-01-07 WRITER 雨野やたしげ 1 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 東征 神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことは、 棹さおを差し渡して、神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことと五瀬命いつせのみことの船に引き入れ、槁根津日子さおねつひこという名前を授けました。 これは、倭国造やまとのくにのみやつこらの祖です。 そして、その地からさらに東へと進み、浪速の渡なみはやのわたり(大阪府)を通って青雲あおくもの白肩津しらかたのつ(東大阪市)に船をお泊めになりました。 このとき、登美能那賀須泥毘古とみのながすねひこが軍を興して待ち受けていたので、戦いになりました。 神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことと五瀬命いつせのみことは、船に備えていた盾を取り出して、船からお降りになりました。 そこで、その土地を名付けて盾津たてつといいます。 現在では、日下くさかの蓼津たてつと呼ばれています。 これまでのルートを辿ってみると、 宮崎→大分→福岡→広島→岡山→大阪と来たところで、戦が起きてしまいました。 盾津たてつと盾は、駄洒落ですね。 もちろん、地名が先です。 盾だけを持っても戦には勝てません。 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 古事記を読む(121)中つ巻-初代・神武天皇 次の記事 -Next- 古事記を読む(123)中つ巻-初代・神武天皇 関連記事 - Related Posts - 古事記を読む(210)中つ巻-第15代・応神天皇 古事記を読む(8)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神 古事記を読む(81)上つ巻-国譲り 古事記を読む(21)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)