日の本の屋根裏から日本を考える

古事記を読む(51)上つ巻-大国主神

 







この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

因幡の素兎いなばのしろうさぎ

八十神やそがみは、その兎に、

「海水を浴びて、風に当たり、高い山の頂上でうつ伏せになりなさい」

と言いました。

兎は、八十神やそがみの言うとおりに海水を浴び、風に当たり、山の上にうつ伏せになりました。

しかし、浴びた海水が乾くと、兎の皮膚は、風に吹かれてひび割れ、兎は、痛みに苦しんで、泣き伏していました。

そこに、最後を歩いていた大穴牟遅神おおなむぢのかみが通りかかりました。

大穴牟遅神おおなむぢのかみが、泣いている兎に、

「どうして、そんな姿で泣き伏しているのか?」

とお尋ねになりました。

皮が剥けた皮膚を海水に曝して、乾燥させると・・・

これは痛そうですね。

要は、八十神やそがみが兎に嘘の治療法を教えたということです。

あとで出てきますが、日本をつくったヒーロー大穴牟遅神おおなむぢのかみ(のちの大国主神おおくにぬしのかみ)の兄弟神の八十神やそがみは、総じて皆、性格が悪く、ろくでもない神々です。

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