2019/01/07

古事記を読む(125)中つ巻-初代・神武天皇

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

五瀬命いつせのみこと

ところが、このとき、熊野の高倉下たかくらじが、一本の太刀を持って、

天つ神あまつかみ御子である神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことが倒れているところに行き、その太刀を振ると、

神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことは、ようやく起き上がり、

「長い間寝てしまった」

と仰せになりました。

神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことがその太刀を受け取ると、

何もしていないのに、熊野の山の荒ぶる神は、自ずと切り倒されてしまい、

意識を失っていた兵士達もことごとく目を覚ましました。

兵士や神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことがことごとく倒れた大熊の呪術とは何だったのか?

これは、恐らく感染病か風土病への罹患りかんを例えているのだと思います。

そして、彼らを目覚めさせた(回復させた)太刀を振るという行為は、治療を例えているのではないかと。

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