2019/01/06

古事記を読む(24)上つ巻-天照大御神と須佐之男命

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

誓約うけい

天照大御神あまてらすおおみかみは、

「どういう訳で高天原たかまのはらに上って来たのか?」

須佐之男命すさのおのみことを問い詰めました。

須佐之男命すさのおのみことは、

「わたしに邪心はありません。伊邪那岐神いざなきのかみのお言葉があって、わたしが泣き喚く理由をお尋ねになられたので、『わたしは亡き母が居る根之堅洲国ねのかたすくにへ行きたくて泣いているのです』と申しました。
すると伊邪那岐神いざなきのかみは、『おまえは、この国に住むな』とわたしを追放なさいましたので、このような事情を申し上げようと参上しただけであります。邪心などございません」

と仰せになりました。

 

これに、天照大御神あまてらすおおみかみは、

「それならば、おまえの心が潔白であることをどのようにして知ることができるか?」

と仰せになりました。

すると、須佐之男命すさのおのみことは、

誓約うけいをして子を生みましょう」

と仰せになりました。

誓約うけいあらかじめ定めた2つの事象のどちらが起こるかによって、吉凶を判断する。

この場合、古事記中に説明されていませんが、須佐之男命すさのおのみことは、「生まれてきた子が女なら邪心がない、男なら邪心がある」という誓約うけいをします。

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