2019/01/07

古事記を読む(127)中つ巻-初代・神武天皇

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

八咫烏やたがらす

高木大神たかぎのおおかみ高御産巣日神たかみむすびのかみ)は、

天つ神あまつかみの御子(神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみこと)をこれより先へ進ませてはいけません。荒ぶる神がとても多いので、高天原たかまのはらより八咫烏やたがらすを遣わします。この八咫烏やたがらすが道案内をして導くので、そのあとを進んで行くと良いでしょう」

と仰せになりました。

神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことは、その教えのとおりに、八咫烏やたがらすのあとを進んで行くと、吉野川の下流に着きました。

そのとき、うえを作って魚を獲っている人がいました。

天つ神あまつかみの御子が、

「あなたは誰ですか」

とお尋ねになると、

「わたしは国つ神くにつかみで、名は贄持之子にえもつのこといいます」

と答えました。

この贄持之子にえもつのこは、阿陀あだ(奈良県)の鵜飼の祖です。

八咫烏やたがらす古事記、日本書紀では3本足という記述はないが、一般的には3本足のからす。日本サッカー代表のエンブレムにもなっており、日本サッカー協会が何故八咫烏やたがらすをシンボルマークとしたのか詳細は知りませんが、なかなか良い選択だと思います。笑

うえ竹で作られた魚を捕獲する道具。

阿陀あだの鵜飼:獲った魚を朝廷や神に納めていた。

 

八咫烏やたがらすが登場しましたが、この八咫烏やたがらすが、神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことを大和に導きます。

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