古事記を読む(152)中つ巻-第10代・崇神天皇

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

三輪山の大物主神おおものぬしのかみ

すると崇神すじん天皇は、大層お喜びになり、

「天下は静まり、人々は栄える」

と仰せになり、

すぐに意富多々泥古おおたたねこを祭主として、御諸山みもろやま意富美和之大神おおみわのおおかみ(大三輪大神)を奉りました。

 

また、伊迦賀色許男命いかがしこおのみことに命じて、何枚ものお皿を作り、天つ神と国つ神のやしろを定め祭りました。

 

また、宇陀墨坂神うだのすみさかのかみに赤色の盾と矛を祭り、

また、大坂神おおさかのかみに黒色の盾と矛を祭り、

また、坂の尾根の神や河の瀬の神にも、残すことなくお供えをして祭りました。

 

これによって、疫病はすっかりと止み、国は平和になりました。

御諸山みもろやま三輪山のこと。

意富美和之大神おおみわのおおかみ(大三輪大神):大神神社おおみわじんじゃ大物主神おおものぬしのかみ

 

天つ神の最高神・天照大御神あまてらすおおみかみの系統の天皇が、大物主神おおものぬしのかみに振り回されてしまっています。

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