古事記を読む(190)中つ巻-第12代・景行天皇 2019-01-15 WRITER 雨野やたしげ 1 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 倭建命やまとたけるのみことの后きさきと御子みこ 倭建命やまとたけるのみことが、 伊玖米天皇いくめてんのう(垂仁すいにん天皇)の娘の布多遅能伊理毘売命ふたじのいりびめと結婚して生まれた子が、 帯中津日子命たらしなかつひこのみこと(のちの仲哀ちゅうあい天皇)です。 また海に身を捧げて倭建命やまとたけるのみことを救った弟橘比売命おとたちばなひめのみことと結婚して生まれた子が、 若建王わかたけるのみこです。 近江の安国造やすのくにのみやつこの祖である意富多牟和気おおたむわけの娘の布多遅比売ふたじひめと結婚して生まれた子が、 稲依別王いなよりわけのみこです。 吉備臣建日子きびのおみたけひこの妹の大吉備建比売おおきびたけひめと結婚して生まれた子が、 建貝児王たけかいこのみこです。 山代の玖々麻毛理比売くくまもりひめと結婚して生まれた子が、 足鏡別王あしかがみわけのみこです。 またある夫人が生んだ子が息長田別王おきながたわけのみこです。 合わせて6柱。 このなかで、帯中津日子命たらしなかつひこのみことが天下を統治なさいました。 稲依別王いなよりわけのみこは、犬上君いぬかみのきみ、建部君たけるべのきみの祖です。 建貝児王たけかいこのみこは、 讃岐の綾君あやのきみ、伊勢之別いせのわけ、登袁之別とおのわけ、 麻佐首まさのおびと、宮首之別みやのおびとのわけの祖です。 足鏡別王あしかがみわけのみこは、鎌倉之別かまくらのわけ、小津、石代之別いわしろのわけ、漁田之別いさりだのわけの祖です。 倭建命やまとたけるのみことは、伊玖米天皇いくめてんのう(垂仁すいにん天皇)の娘と結婚して、のちに仲哀ちゅうあい天皇となる帯中津日子命たらしなかつひこのみことをもうけています。 倭建命やまとたけるのみこと自身は、天皇にはなっていませんが、子どもは、天皇となっているのが分かります。 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 古事記を読む(189)中つ巻-第12代・景行天皇 次の記事 -Next- 天照大御神の親、弟、子、孫、夫の話聞く? 関連記事 - Related Posts - 古事記を読む(63)上つ巻-大国主神 古事記を読む(258)下つ巻-第24代・仁賢天皇 古事記を読む(7)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神 古事記を読む(84)上つ巻-国譲り 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)