古事記を読む(21)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神
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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。
日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。
古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」
三貴子
伊邪那岐神は、大層お喜びになり、
「わたしは子を次々に生んできたが、最後に三柱の貴い子を得ることができた」
と仰せになり、
自らが付けていた首飾りの玉を響かせながら、それを天照大御神に授けて、
「あなたは高天原を統治しなさい」
と仰せになりました。
この首飾りは、御倉の棚に安置することから、またの名を御倉板挙之神といいます。
次に、月読命には、
「あなたは夜の世界を統治しないさい」
と仰せになりました。
次に、須佐之男命には、
「あなたは海原を統治しなさい」
と仰せになりました。
これまで、伊邪那岐神と伊邪那美神は、二神で様々な神を生みだしてきました。
そして、伊邪那美神が亡くなったあと、今まで生みだした神々のなかでも最も貴い三貴子を伊邪那岐神一神で生み出してしまいます。
これって・・・
伊邪那美神の立場は・・・
古事記を読み進めて行くと、このようなツッコミたくなる箇所はたくさん出てきます。
大らかに、人名も神々の名もいちいち覚えず気負わず読み進めるのが挫折しないコツです。
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