古事記を読む(3)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

淤能碁呂島おのごろじま

天つ神あまつかみたちは話し合い、伊邪那岐神いざなきのかみ伊邪那美神いざなみのかみに、

「この漂ってる国を固めて完成させなさい」と命じ、天の沼矛あめのぬぼこを与え、委任なさいました。

 

二神は天の浮橋に立って、海に天の沼矛を下ろし、海水をこおろこおろと鳴らして矛を引き上げました。すると、矛の先から海水がしたたり落ちて、塩が積もっていき、島となりました。

これが淤能碁呂島おのごろじまです。

その後、二神はその島に降り立ち、天御柱あめのみはしらを立てて、立派な神殿をお建てになりました。

淤能碁呂島おのごろじま実際にどの島にあたるかは未詳ですが、淡路島の沼島という説が有力です。

天つ神あまつかみ高天原たかまのはらに住んでいる神々。これに対し、地上に住んでいる神々を国つ神くにつかみという。

高天原たかまのはら天つ神あまつかみが住んでいる天上の国。

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