古事記を読む(61)上つ巻-大国主神 2018-05-22 2019-01-07 WRITER 雨野やたしげ 1 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 根之堅洲国ねのかたすくに 大穴牟遅神おおなむぢのかみは、眠っているの須佐之男命すさのおのみことの髪を掴み、建物の柱に結び付け、五百引の石いおびきのいわをその部屋の入り口に置いて塞ぎ、妻の須勢理毘売すせりびめを背負いました。 さらに、須佐之男命すさのおのみことの生大刀いくたちと生弓矢いくゆみやと天の沼琴あめのぬごとを持って逃げるときに、天の沼琴あめのぬごとが木に触れてしまい、大きな音を立て大地を揺れ動かしました。 すると、眠っていた須佐之男命すさのおのみことがその音で目を覚まし、驚いて立ち上がったので、建物を引き倒してしまいました。 しかし、髪が柱に結び付けられているのをほどいている間に大穴牟遅神おおなむぢのかみと須勢理毘売すせりびめは、遠くへ逃げて行きました。 五百引の石いおびきのいわ:500人がかりでようやく動くような大岩。ちなみに、伊邪那岐神いざなきのかみが黄泉国よみのくにを塞いだのは、千引きの岩ちびきのいわで1000人がかりでした。 大穴牟遅神おおなむぢのかみが、最後にやり返しました。 この後、須佐之男命すさのおのみことが追いかけてきます。 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 古事記を読む(60)上つ巻-大国主神 次の記事 -Next- 古事記を読む(62)上つ巻-大国主神 関連記事 - Related Posts - 古事記を読む(125)中つ巻-初代・神武天皇 古事記を読む(221)下つ巻-第16代・仁徳天皇 古事記を読む(68)上つ巻-大国主神 古事記を読む(55)上つ巻-大国主神 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)