2019/01/06

古事記を読む(5)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

伊邪那岐神いざなきのかみ伊邪那美神いざなみのかみの結婚

このように約束して、

伊邪那岐神いざなきのかみは左から、伊邪那美神いざなみのかみは右から天御柱あめのみはしらを回り、

出逢ったときに、

伊邪那美神いざなみのかみが先に

「あぁ、なんていい男なんでしょう」

と言い、

続けて、伊邪那岐神いざなきのかみ

「あぁ、なんていい女なんだろう」

と言いました。

 

伊邪那岐神いざなきのかみは、妻に

「女の方が先に話しかけるのは不吉だ」

と言いました。

それでも二神は、寝所でまぐわいをなさいました。

 

しかし、生まれてきた子は、手足の無い水蛭子ひるこでした。

二神は、この子をあしで作った船に乗せて流して捨ててしまいました。

次に、生まれたのは、淡島あわしまという不完全な島であったため、これもまた子の数には入れません。

水蛭子ひるこ水蛭子ひるこは、流れ着いた先で育てられ、西宮神社で祀られる「恵比寿」となります。そうあの恵比寿様です。

 

さらっと書いてますが、ひどい話ですね・・・

不完全な子どもが生まれたのは、後に出てきますが、古事記的には、女が先に声を掛けたのが原因でした。

男尊女卑ともとれますが、男が責任をもって先に声を掛け、それに対して女が選択権をもって意思表示をする。

それを理想とする世界観を当時の日本が持っていたともとれます。

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雨野やたしげ
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