古事記を読む(55)上つ巻-大国主神 2018-05-16 2019-01-06 WRITER 雨野やたしげ 1 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 因幡の素兎いなばのしろうさぎ 神産巣日之命かみむすびのみことは、 𧏛貝比売きさがいひめと蛤貝比売うむぎひめを遣わして、大穴牟遅神おおなむぢのかみを治療し蘇生させました。 𧏛貝比売きさがいひめが貝殻を削り、粉を集め、 それを蛤貝比売うむぎひめが蛤はまぐりの煮汁で溶いて、母乳のようにして塗ると、大穴牟遅神おおなむぢのかみは、蘇生して、立派な男に戻り元気になりました。 蛤はまぐりの煮汁:蛤はまぐりの煮汁は、火傷などの治療に使われていました。 えっ蘇生できるの!? 蘇生できるのなら、伊邪那美神いざなみのかみも蘇生してあげればよかったのに、恐らく伊邪那美神いざなみのかみの方が軽傷だろうし・・・という話なのですが。 物語上、伊邪那美神いざなみのかみが死に、伊邪那岐神いざなきのかみが黄泉国よみのくにに行き、禊みそぎをしたからこそ、天照大御神あまてらすおおみかみや須佐之男命すさのおのみことが生まれた訳ですから、伊邪那美神いざなみのかみが死んでいなければ今の皇室も日本も存在しないということにはなるのですが・・・。 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 古事記を読む(54)上つ巻-大国主神 次の記事 -Next- 古事記を読む(56)上つ巻-大国主神 関連記事 - Related Posts - 古事記を読む(258)下つ巻-第24代・仁賢天皇 古事記を読む(189)中つ巻-第12代・景行天皇 古事記を読む(216)下つ巻-第16代・仁徳天皇 古事記を読む(203)中つ巻-第15代・応神天皇 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)