古事記を読む(63)上つ巻-大国主神 2018-05-24 WRITER 雨野やたしげ 1 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 根之堅洲国ねのかたすくに 稲羽いなば(因幡いなば)の八上比売やがみひめは、そのときの約束どおりに、大穴牟遅神おおなむぢのかみと結婚しました。 そして、大穴牟遅神おおなむぢのかみは、八上比売やがみひめを連れてきました。 しかし、八上比売やがみひめは、須勢理毘売すせりびめを恐れて、生んだ子を木の俣またに挟み、そのまま置いて因幡いなばに帰ってしまいました。 そのため、その子は、木俣神きまたのかみといい、別名を御井神みいのかみといいます。 先にも書きましたが、八上比売やがみひめは、須勢理毘売すせりびめに正妻の座を奪われます。 大国主神おおくにぬしのかみのピンチを何度も機転を利かして救った個の資質や、父が須佐之男命すさのおのみことであるという血筋は、これから権力者となって行く大国主神おおくにぬしのかみにとっては、非常に重要な要素であり、必然の選択であったのかなとも思われます。 この記事を書いている人 - WRITER - 雨野やたしげ フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」 前の記事 -Prev- 古事記を読む(62)上つ巻-大国主神 次の記事 -Next- 古事記を読む(64)上つ巻-大国主神 関連記事 - Related Posts - 古事記を読む(238)下つ巻-第20代・安康天皇 古事記を読む(214)中つ巻-第15代・応神天皇 古事記を読む(217)下つ巻-第16代・仁徳天皇 古事記を読む(134)中つ巻-初代・神武天皇 最新記事 - New Posts - 伊勢物語 あとがき 伊勢物語-第十八段 あきの夜も(伝 為氏本) 伊勢物語-第十七段 夢と知りせば(伝 為氏本) 伊勢物語-第十六段 太刀のをがはの(伝 為氏本)