2019/01/07

古事記を読む(65)上つ巻-大国主神

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

八千矛神やちほこのかみ

すると、沼河比売ぬなかわひめが、戸を開けずに寝屋の中から次の歌を詠みました。

和歌(3)
八千矛やちほこの 神のみこと ぬえ草の 女にしあれば 我が心 浦渚うらすの鳥ぞ 今こそば 我鳥わどりにあらめ 後は 汝鳥などりにあらむを 命は な死せたまひそ いしたふや 天馳使あまはせづかい 事の 語り言かたりごとも 是をば

八千矛やちほこの神よ、わたしはなよなよとした草のような女ですから、わたしの心は、入江の渚にいる鳥のようです。今は、一対の鳥ですが、いずれは、寄り添うあたなの鳥になりましょうから、鳥を殺さないでください。天を駆ける使いよ。このことを語ってお伝えします。)

和歌(3):八千矛神やちほこのかみ大国主神おおくにぬしのかみ)の求愛に対して、沼河比売ぬなかわひめが、今わたしは、相手がおらず独り者ですが、いずれあなたのものになるでしょうから、少しお待ちください。

といった、じらす様な感じの歌を返しました。

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