2019/01/06

古事記を読む(7)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

国生み

さっそく二神は、地上に戻り、再び天御柱あめのみはしらを前と同じように回り、今度は、伊邪那岐神いざなきのかみが先に

「あぁ、なんていい女なんだろう」

と言いました。

 

続けて、伊邪那美神いざなみのかみ

「あぁ、なんていい男なんでしょう」

と言いました。

 

そうして、まぐわい出来た子は、

淡道之穂之狭別島あわじのほのさわけのしま(淡路島)でした。

次に生まれたのは伊予之二名島いよのふたなのしま(四国)でした。

伊予之二名島いよのふたなのしま(四国)は体1つですが、顔が4つあります。

顔にはそれぞれ名前があり、

伊予国いよのくに(愛媛県)は、愛比売えひめといい、

讃岐国さぬきのくに(香川県)は、飯依比古いいよりひこといい、

阿波国あわのくに(徳島県)は、大宜都比売おおげつひめといい、

土佐国とさのくに(高知県)は、建依別たけよりわけといいます。

 

次に、隠伎之三子島おきのみつごのしま(隠岐諸島)を生みました。

別名を天之忍許呂別あめのおしころわけといいます。

 

次に、筑紫島つくしのしま(九州)を生みました。

この島も体が1つで顔が4つあります。

それぞれの顔に名前があって、

筑紫国つくしのくに(福岡県)を白日別しらひわけといい、

豊国とよのくに(大分県と福岡県の一部)を豊日別とよひわけといい、

肥国ひのくに(熊本県、佐賀県、長崎県)を建日向日豊久士比泥別たけひむかひとよくじひねわけといい、

熊曾国くまそのくに(南九州)を建日別たけひわけといいます。

 

次に、伊伎島いきのしま(壱岐島)を生みました。

別名を天比登都柱あめひとつはしらといいます。

 

次に、津島(対馬)を生みました。

別名を天之狭手依比売あめのさでよりひめといいます。

次に、佐渡島さどのしまを生みました。

次に、大倭豊秋津島おおやまととよあきづしま(本州)を生みました。

別名を天御虚空豊秋津根別あめのみそらとよあきづねわけといいます。

 

このように、八つの島が最初に生まれたことに因んで、日本を大八島国おおやしまのくにと呼びます。

国を擬人化して描いています。

神話の頃の地名が今現在も一部使用されています。

古事記では、全世界の成り立ちは書いていません。

朝鮮半島はどうだとか、人類はどうだとか・・・あくまで日本国の成り立ちについての記述にどとめています。

このあたりは、おこがましくなくて良いと個人的に思っています。

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雨野やたしげ
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