2019/01/07

古事記を読む(80)上つ巻-国譲り

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

天菩比神あめのほひのかみ天若日子あめのわかひこ

いよいよ困り果てた天照大御神あまてらすおおみかみ高御産巣日神たかみむすびのかみは、再び、諸々の神々に、

天若日子あめのわかひこが久しく報告を上げに来ない。次は、どの神を遣わせて、天若日子あめのわかひこ出雲国いずものくにに留まって戻って来ない理由を尋ねればよいか」

とお尋ねになりました。

これに対して、諸々の神々と思金神おもいかねのかみは、

きじ鳴女なきめを遣わせましょう」

とお答えになりました。

そして、天照大御神あまてらすおおみかみ高御産巣日神たかみむすびのかみは、鳴女なきめに、

「『おまえを葦原中国あしはらのなかつくにに遣わせたのは、その国の荒ぶる神々を説得して、従わせるためである。どうして8年も経過しているのに報告を上げに来ないのか』と天若日子あめのわかひこに問いなさい」

と仰せになりました。

そして、鳴女なきめは、天から降り、天若日子あめのわかひこの門の前の湯津楓ゆつかつら木犀もくせい)の木の上に止まり、天照大御神あまてらすおおみかみ高御産巣日神たかみむすびのかみから授かったみことのりを正確に伝えました。

3度目の正直として、思金神おもいかねのかみが推薦したのは、きじ鳴女なきめの派遣でした。

しかし、この派遣が思わぬ悲劇を呼ぶことになります。

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