古事記を読む(8)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

国生み

二神は、大八島を生んでお帰りになるときに、吉備児島きびのこしま(児島半島)を生みました。

別名を建日方別たけひかたわけといい、

次に、小豆島を生みました。

別名を大野手比売おおのでひめといい、

次に、大島(周防大島)を生みました。

別名を大多麻流別おおたまるわけといい、

次に、女島おみなしまを生みました。

別名を天一根あまひとつねといい、

次に、知訶島ちかのしま(五島列島)を生みました。

別名を天之忍男あめのおしおといい、

次に、両児島ふたごのしまを生みました。

別名を天両屋あめのふたやといいます。

日本の国土は、このようにして完成しました。

かつて長州藩が、イギリス、アメリカ、フランス、オランダの連合国と戦った馬関戦争で、長州藩は、こてんぱんに負けてしまいます。

その講話で、連合国は「彦島」の租借を求めます。

しかし、講話にあたった高杉晋作は、この国生みの話を朗々と話し、

「この日本列島は神々の国土であって、租借できる国土などない」と断固はね付けました。

通訳にあたった伊藤博文は、通訳に四苦八苦したそうですが・・・

租借:他国の領土の一部を一定の期間借りること。

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