古事記を読む(9)上つ巻-伊邪那岐神と伊邪那美神

 







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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」

神生み

二神は、国を生み終え、次に神を生みました。

生んだ神の名前は大事忍男神おおことおしおのかみ

次に、石土毘古神いわつちびこのかみを生み、

次に、石巣比売神いわすひめのかみを生み、

次に、大戸日別神おおとひわけのかみを生み、

次に、天之吹男神あめのふきおのかみを生み、

次に、大屋毘古神おおやびこのかみを生み、

次に、風木津別之忍男神かざもくつわけのおしおのかみを生み、

次に、海の神の大綿津見神おおわたつみのかみを生み、

次に、水戸神の速秋津日子神はやあきつひこのかみを生み、

次に、女神の速秋津比売神はやあきつひめのかみを生みました。

この速秋津日子神はやあきつひこのかみ速秋津比売神はやあきつひめのかみの二神が、河と海を分けて神を生みました。

沫那芸神あわなぎのかみ沫那美神あわなみのかみが生まれ、

次に、頬那芸神つらなぎのかみ頬那美神つらなみのかみが生まれ、

次に、天之水分神あめのみくまりのかみ国之水分神くのみくまりのかみが生まれ、

次に、天之久比箸母智神あめのくひざもちのかみ国之久比箸母智神くのくひざもちのかみが生まれました。

退屈な描写が続きますが、全知全能の神を唯一の存在であるとする西洋と、万物に神を見出し、八百万の神を観念する日本の世界観の違いがよく出ています。

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