2019/04/04

30年ぶりの再会

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

実家近くに住む友人に連れられて、実家近くのスナックに行った。

 

その友人は常連で、他のお客さんと常連同士の他愛もない会話をかわしている。

わたしは、「初めまして、こんばんは」と挨拶した。

 

しかし、よく見ると常連の男性のなかに「初めまして」ではない顔がいる。

思い出せない・・・

・・・

・・・

気合いを入れる・・・出た!!

(●●▲▲)

フルネームでバチコン出た!

 

早くぶつけたい衝動を抑え、タイミングをはかる。

そして、丁重に

「失礼ですが、●●▲▲さんですよね?」

一瞬、●●さんの目がストーカーを見るような怯えた目になる・・・

「え・・・はい。なんで?どっかで逢ったことある?」

明らかに気持ち悪がっているので、はやく説明したいが、どう説明するのがいいのか考え一瞬、間があく。

・・・

・・・

「昔、Sそろばんに通ってましたよね?小学校低学年なんで、かれこれ30年ほど前ですけど・・・」

●●さんが必死に思い出そうとしている。

(そろばん通ってたんぐらい思い出してくれんと、話が進まないんですが・・・)

「あ~通ってた!Sそろばんな。」

「僕も同時期Sそろばんに通ってました。だから覚えてます。」

 

横に座っていた●●さんの奥さんが

「え~30年前でしょ?なんで?この人の出来がめちゃくちゃ良かったとか?」

「いえ、出来はごく普通です(笑)。学年も●●さんが1つ上ですし、Sそろばんで話したこともないですし、小学校も違いましたし、中学校も違いましたし、高校も違いましたし、とにかくその後の人生で交わることはありませんでしたが、何故か覚えています。」

「なにそれ・・・(笑)」

その後、スナックにもそれ以来行っていないので、また疎遠になっているが、
今度は、60歳くらいにまたフルネームでバチコンと言ってやろうと思っている。

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雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。
 

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