2019/01/10

ドラマ「ビューティフルライフ」を18年ぶりに観て思ったこと

 




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(敬称略)

妙な勢いでドラマ「ビューティフルライフ」全11話を徹夜で観てしまった・・・

ドラマは近年本当に観なくなって、もしかしたらまともに最終回まで観た最後のドラマだったかもしれない。

wikiを見ると、2000年放送。

平均視聴率32.3%、最高視聴率41.3%を記録とな。

こりゃ凄い。

今じゃあり得ない数字。

数字もさることながら、ドラマを18年ぶりに観て行くうちに今じゃあり得ないなと思うことが他にもいくつかあって・・・そういう意味でも面白いなと。

ストーリーとしては、車椅子の常盤貴子演じる図書館の司書の女性と、キムタク演じるカリスマ美容師との恋愛を描いた内容的にはシンプルな話。

 

脚本は、北川悦吏子とな。

個人的なイメージとしては、野島伸司と並ぶ当時の超売れっ子脚本家。ロングバケーションもキムタク主演・・・

とにかく視聴率以外に、「あり得ない」と思ういくつか気になることが・・・

今じゃあり得ないこと

1.「バリアフリーて何?」

キムタク演じるカリスマ美容師・沖島 柊二しゅうじがドラマ序盤にこの台詞をぶっ放す。

大まかなストーリーは覚えているが、そんな細かいところまでは覚えていないので、

一瞬はぁ?と思ったが、当時の感覚ではそんな感じだったかなと。

恐らく現在だと「バリアフリー」の意味は、感覚的に成人のほとんどの人が分かるのではなかろうか。

このドラマをきっかけにこの「バリアフリー」の概念が一気に社会に浸透していった。

 

2.飲食店は入店拒否、タクシーは乗車拒否

柊二しゅうじと常盤貴子演じる町田 杏子きょうこが食事をしようと飲食店を何軒もまわるが、設備的な事情も含め、ことごとく飲食店が入店拒否。

結局は、屋外の屋台のラーメン屋に落ち着く。

そして、帰りにタクシーをつかまえようとするシーンではことごとくタクシーが乗車拒否。

現在これをやると、恐らくSNSで拡散され飲食店は大炎上する。

タクシー会社も然り・・・

 

3.やたらにタバコを吸う

柊二しゅうじがやたらにタバコを吸う。

あらゆるシーンでタバコを吸う。

図書館の食堂でもタバコを吸う。

杏子きょうこの兄の渡部篤郎演じる正夫にいたっては、病院内のロビーでタバコを吸おうとするが、これは、さすがに看護師さんに注意される。

最近の映画やドラマではタバコを吸うシーンはここまで多くないはずだし、この18年間で禁煙が如何に進んだかが改めて認識できる。

個人的に今じゃあり得ないこと

当時は気にするどころか、むしろかっこいいと思い観ていたキムタクの演技が、18年の年月で個人的にどうも苦手になっており・・・

いちいち心がザワついて、もう気になって仕方がない。

あくまで個人的好みの話であり、素晴らしい俳優さんであることに異論はないし、ドラマ内でヤマハ「TW200」を乗り回し、大ヒットさせたセンスとカリスマ性はさすがだと思う。

あの当時、確かにヤマハ「TW200」があちこちで走り回っていた記憶がある。

普通のドラマとしてあり得ないこと

ドラマの各回の最後に柊二しゅうじ杏子きょうこが、回想して声だけで語るシーンがあるのだが、それを聞くと杏子きょうこが死んでしまうことが容易に想像できるようにしてある。

つまり、ドラマ序盤にはいずれ杏子きょうこが亡くなることがネタバレしている・・・というかあえてネタバレさせている。

 

杏子きょうこが車椅子になったのは、事故ではなく病気によるものであり、いずれその病魔が杏子きょうこを死に追いやるんだということが視聴者が分かるようにしている。

なので、終盤、杏子きょうこ病気が再発するリスクが13/43という事実が明らかになるのだが、

視聴者(あくまで、わたし)は、初見のときも(杏子きょうこは死んでしまうのか?どうなのか?)ドキドキすることなく

13/43の13に入って死んでしまうんだなとあっさり分かってしまっていた。

 

このブログでは、「古事記」の現代訳を個人的趣味で書いているが、そこではのちのネタバレになるようなことを割と書いている。

この神様は、のちに何をするとか・・・

それは、「古事記」はそんなネタバレとかドキドキして読む類いのものではないし、むしろ接点を増やして理解をしてもらいやすいよう、そのような意図でいわゆる「ネタバレ」的な先のことを書いている。

話を戻すと、

杏子きょうこの死のネタバレは、制作側にどういう意図があったのか純粋に興味が沸いてしまう。

 

昔のものを観て、今じゃあり得ないと思うことは、良いように変化しているとは限らず個人によってその是非は様々だと思うが、

変化していくことは、自然の摂理であり好ましいことであるとも思う。

逆にこれだけの違和感を感じるということは、少なくとも福祉という面では、この18年間で社会の意識が大きく進展してきた証しでもあると思うし、そこを改めて認識できたように思う。

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