2019/01/07

古事記を読む(128)中つ巻-初代・神武天皇

 




この記事を書いている人 - WRITER -
雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

八咫烏やたがらす

そこからさらに進んで行くと、尾の生えた人が井戸から出てきました。

その井戸は光っていて、

神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことは、その光に、「あなたは誰ですか」
とお尋ねになりました。

すると、

「わたしは、国つ神くにつかみで、名は井氷鹿いひかといいます」

と答えました。

井氷鹿いひかは、吉野首よしののおびとたちの祖です。

そしてその山に入ると、

また尾の生えた人に会いました。

その人は岩を押し分けて出てきました。

神倭伊波礼毘古命かむやまといわれびこのみことが、

「あなたは誰ですか」

とお尋ねになると、

「わたしは、国つ神くにつかみで、名は石押分之子いわおしわくのこといいます。今、天つ神あまつかみの御子がいらっしゃると聞きましたので、参りました」

と答えました。

「尾の生えた人」は、実際に尾の付いた毛皮、または尾のように見えるものを毛皮に付けて着ていたということだと思います。

岩を押し分けて出てきた国つ神が石押分之子いわおしわくのこ・・・

天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命あまつひこひこなぎさたけうがやふきあえずのみことを彷彿とさせる適当な命名のような気がします・・・

参考:古事記を読む(117)上つ巻-日向三代

石押分之子いわおしわくのこが何の神かは不明です・・・

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