日の本の屋根裏から日本を考える

古事記を読む(171)中つ巻-第11代・垂仁天皇

 







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雨野やたしげ
フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。 日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。 古事記の教育現場復帰を強く願う「自分たちの神話を学ばない民族に未来はない」。

本牟智和気御子ほむちわけのみこ

本牟智和気御子ほむちわけのみこは、肥長比売ひながひめと一晩、夜を共にいたしました。

しかし、その肥長比売ひながひめの姿をそっと覗いて見ると、なんと蛇でした。

 

本牟智和気御子ほむちわけのみこは、恐ろしくなり逃げ出しました。

すると肥長比売ひながひめは、悲しみ、海原を照らしながら、船で追って来ました。

これにますます驚き、恐ろしくなり、本牟智和気御子ほむちわけのみこは、山が低くなっているくぼみから船を引き上げて逃げました。

 

都に戻ると、本牟智和気御子ほむちわけのみこに同行していた曙立王あけたつのみこ菟上王うなかみのみこは、天皇に次のように報告しました。

「大神を拝んだことによって、本牟智和気御子ほむちわけのみこは、言葉をお話になりましたので、帰って参りました」

 

垂仁すいにん天皇は、喜びになり、菟上王うなかみのみこを出雲に向かわせて、神の宮を造らせました。

垂仁すいにん天皇は、本牟智和気御子ほむちわけのみこがお話しなったことにちなんで、鳥を捕る鳥取部ととりべ、鳥を飼う鳥甘部とりかいべ品遅部ほむじべ大湯坐おおゆえ若湯坐わかゆえをお定めになりました。

肥長比売ひながひめて誰?て感じですが。

前後の脈絡なしに、いきなりぶっ込まれています。

後で付け足した感がしますが、いずれにせよ肥長比売ひながひめも人間ではありませんでした。

女性が人間ではない異形でその姿を見て、怒らせるパターンは、古事記ではもうお決まりです。

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