古事記を読む(95)上つ巻-天孫降臨
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フリーの翻訳者・ライター、編集、校正。
日本の伝統文化である和歌、短歌、古典、古事記、日本文化、少しのプライベート。
古事記の教育現場復帰「未来を担う子ども達に自分たちのアイデンティティである日本神話を」
天降り
天照大御神は、
天の石屋戸から
天照大御神を誘い出した鏡、
八尺勾玉、
草薙剣を授け、さらに
思金神、
天手力男神、
天石門別神を同伴させ、
「この鏡をわたしの魂として、拝むように祀りなさい。次に、思金神は、このようなことを執り行い、政事をしなさい」
と仰せになりました。
この二柱の神は、佐久久斯侶伊須受能宮(五十鈴宮)をお祭りになり、
次に登由宇気神は、伊勢の外宮の度相に鎮座する神です。
思金神が
政事を行うということは、今で言う総理大臣のような感じでしょうか。
このことからも、古代から天皇不親政が原則とされていたことが分かります。
天皇を権威、総理大臣を権力とすると、この権威と権力を分けることで絶妙なバランスをとって来たのだと思います。
この原則は、現在も守られており、天皇が政治に介入するということは、ありません。
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